早稲田大学数学教育学会シンポジウム
「これからの統計教育」 について
日 時:2009年6月20日(土)
16時00分〜18時00分
場 所:早稲田大学14号館717教室
【趣旨】
初等中等教育における数学教育のなかで統計分野は必ずしも重点的に取り上げら
れてきませんでした。例えば大学入試では出題されることが少なく、そのために高
校では教えられることが少ない現状があります。しかし大学入学後は、文系・理系
を問わず統計的な見方や考え方は重要であることは言うまでもありません。この分
野は、社会の変化や学校教育へのコンピュータの普及などにともなって、わが国の
数学教育のカリキュラムの重要な課題になってきたと思います。
折りしも、今回の学習指導要領の改訂では中学校に確率統計に関する領域である
「資料の活用」が新設され、高等学校においても統計の扱いに変化がありました。
そこで今後は、中学・高等学校における統計教育のカリキュラム等の研究が大きな
テーマになると思われます。
このシンポジウムでは「これからの統計教育」というテーマを設定し、今までの統
計教育や新学習指導要領での問題点を検証していくなかで、これからの統計教育の
あり方を議論していきたいと考えています。
パネリスト:金川秀也氏 (東京都市大学)
楠本善之助氏 (元中学校数学科教諭・小学校校長)
鍾恂恂氏
(早稲田大学大学院)
宮田庸一氏 (高崎経済大、元本庄高等学院)
司 会: 武沢 護 (早稲田大学大学院教職研究科/高等学院)
問合せ:[email protected]まで